毎年9月恒例のiPhone。ということで14ProMaxを購入して1ヶ月程度経過したのでレビューします。
iPhone13 Proからの機種変更で、現在のメインスマホとして運用中。
結論はiPhone12以降のユーザーは体感がほとんど変わらないので余裕があれば変えて欲しいけど基本的にはスルーで問題ない。
ポイント
- 進化したカメラ
- Dynamic Island
- 12,13ユーザーはスルーでも大丈夫。
前作からの主な変更点
iPhone14 Pro Max | iPhone 13 Pro Max | |
---|---|---|
SoC | A16 Bionic | A15 Bionic |
RAM | 6GB | 6GB |
ROM | 128GB/256GB/512GB/1TB | 128GB/256GB/512GB/1TB |
バッテリー | 4323mAh | 4352mAh |
連続ビデオ再生時間 | 29時間 | 28時間 |
本体カラー | ディープパープル/ゴールド/ シルバー/スペースブラック | シエラブルー/ ゴールド/ シルバー/グラファイト |
前作の13Proシリーズと基本的な変更点は僅か。細かい点をブラッシュアップした点が多い。
2022年から搭載されたアクションモードとフロントカメラAFは無印を含む14シリーズ共通で搭載されている。
下記で書いているもの意外にも、輝度が最大2000nitになったり、衝突事故検出機能があったりと細かいアップデートが目立つ。
カメラはProシリーズは結構進化した。
Dynamic Islandの実装
これが一番見た目で違う点。
ノッチが進化してDynamic Islandになり通知とFace IDの通知となったり音楽再生時に表示されたり動きのあるデザインに変更。
小型化というよりノッチを活かして通知になるという、独自性の強い形になった。
個人的にノッチでも別に気にならなかったけどこれはこれで動きがあって面白い。
Androidのパンチホールではなく、デザイン性を持たせたのはAppleらしい。
Dynamic Islandの部分はタップすると該当アプリへ、長押しすると情報を見れるため、サブディスプレイ的な感覚で利用することもできる。が、2023年になっても対応アプリは少なく、まだ発展途上な領域。
サブディスプレイとしてAndroidのような2画面表示のように利用できれば良いと思った。多分使わないけど。
常時表示ディスプレイ
Galaxyでは通称Always on Displayと呼ばれている機能。
iOSには正式名称が特にない。設定でも画面を「常にオン」の項目となっている。ちなみに英語版の場合「Always On Display」表示になっている。
リフレッシュレートが最低1Hzの実装に併せて最小限のバッテリー消費ができるため実装された機能と思われる。
僕は時間は腕時計で見る人間で、特に表示することがないからOFF。
この機能は画面の焼き付きを心配する声が多い。
実際にこの機能を使っているユーザーがどの程度いるのかは不明。
仮に焼き付きが起きてしまうと、将来的な買取時にもジャンク扱いされてしまうので注意。
尚、スタンド型のワイヤレス充電機/MagSafe充電器との相性が良い。
広角カメラが12MPから48MPに
iPhoneとXperiaは12MPを貫いており、Androidはミドルクラスでも64MPやハイエンドでは108MPが搭載されてくる中、iPhoneも遂に画素数を上げ、48MP対応になった。
僕はカメラに大して詳しい人間では無いので上手く語れないが、高画素化したことにより画面を拡大しても綺麗さを維持することができるのは嬉しいポイント。
とりあえず48MPで撮影すれば拡大してもある程度の鮮明さは維持される。ただし容量も重くなる。
長らく12MPだったiPhoneもようやく解像度が上がり、2倍望遠が撮影しやすくなりました。
アクションモード
Apple StoreでDJIやInsta360等の他社ジンバルを販売しているにも関わらず、「ジンバルはもういらない」と豪語する機能で、走っている時等激しい動きをしている時に手ぶれを更に抑えて動画撮影ができる機能。
元々動画性能・手ぶれ補正もスマホでトップクラスのiPhoneなので動画性能は更に強化された。
アクションモードの解像度は2.8K/60fpsまで。4K非対応だけど十分かなと思ってる。
個人的には解像度より60fps対応が嬉しい。
フロントカメラAF対応
フロントカメラでAFに対応した。自撮りする人には嬉しい機能。個人的にこの機能は地味に嬉しい。
無印でも対応。
リフレッシュレート1Hz~120Hz対応
13proシリーズは可変リフレッシュレート10~120Hzだったが、14proシリーズは最低1Hzから対応。
これにより多少のバッテリー持ち向上の期待と、常時表示ディスプレイが実現。
元々動きは滑らかと言われていたiPhoneが13Proシリーズから120Hzに対応したことで超滑らかになっているのでおすすめ。僕はこの滑らかなリフレッシュレートから離れられなくなった。
サイズ感・画面
ご存知の通り、2年続いたminiシリーズが廃止され、代わりにPlusがiPhone8以来の5年ぶりに復活した。
参考に昨年のiPhone13Pro Maxと今年の全ラインナップと比較する。
iPhone13miniとiPhone13は併売され、Apple Storeに行っても普通に展示されている。
iPhone14 Pro | iPhone14 Pro Max | iPhone13 Pro Max | |
---|---|---|---|
高さ | 147.5mm | 160.7mm | 160.8mm |
幅 | 71.5mm | 77.6mm | 78.1mm |
厚み | 7.85mm | 7.85mm | 7.65mm |
重量 | 206g | 240g | 238g |
画面サイズ | 6.1 | 6.7 | 6.7 |
解像度 | 2556×1179 | 2796×1290 | 2778×1284 |
リフレッシュレート | 1~120Hz | 1~120Hz | 10~120Hz |
ほぼ同じ。解像度がほんの少し違うくらい。
重量は相変わらず重く、ある意味高級感を感じる重さ。
大きさと重さの比率的に6.1インチの大きさで206gある14Proが最も重さを感じる端末になる。
13Proから6.1インチのProシリーズは200gを超え、明確に小さく重い端末になった。
ちなみに本体自体は14Plusが最も大きい。
動作詳細
antutu
antutuベンチマークを測ってみた。verは9.1.2。
調子いい時は90万を超えるみたい。この世界までいくとどんな操作でももたつかない。
特にGPUが高く、iPhoneのゲーム性能の高さがわかる。原神も120fpsでプレイ可能。
※個人的には発熱とバッテリーを鑑みて非推奨
このスコアは若干低めのスコアです。基本的に90万を超える様子。
バッテリー持ち
1日〜ライトなら2日は余裕で持つと思うが、写真や動画もハードに使うと1日半程度だと思う。元々iPhoneは省電力性能が高いので、十分なバッテリー持ち。
11Proや13Proと比較すると体感少しだけバッテリー持ちが悪い気がする。10ヶ月使い続けてバッテリー容量は99%だった。
写真を撮りまくると夜21時頃になると僕の場合残り50%程度なことが多い。
iPhone14ProMaxのカメラは48MPに対応
カメラは今年も大きく進化した。
- 超広角:12MP(F値2.2)
- 広角:48MP(F値1.78)
- 望遠:12MP(F値2.8、光学:3倍、2倍、デジタル:最大15倍)
広角が48MPに対応したのが前作との大きな違い。
望遠の光学2倍については48MPをクロップして擬似的な2倍にしている。
3倍については前作と同じシステムで、通常の光学望遠が3倍。
画像処理エンジンも前作より向上したらしい。
ちなみにカメラレンズのカバーはサファイアクリスタル製で頑丈だけど、個人的にカメラカバーも付けたほうがいいと思っている。
個人的には2倍望遠がクロップなしで撮影できるようになったことがデカい。1~3倍は画質劣化をほぼ気にしなくて良い。
超広角
昼間は十分綺麗だと思う。13Proシリーズと超広角は実際ほとんど変わってない。
夜は白飛びしている。ここで撮った時はiPhoneでありがちなゴーストは出なかった。
このような夜で明暗さがはっきりしている時はゴーストは出やすい。
広角
この日は曇り。かなり肉眼で見た感じに近い。下の木が潰れてしまっているのが気になるのと下側が全体的に暗い。
夜景モードなし。正直まだライトは白飛びしがちなんだけどもだいぶ白飛びも抑えられてきた。今後に期待。
ちなみに高画素48MPは設定上で高画素を選択した上で画面右上の「RAW」をONにしないと動作しない。
望遠
これは3倍。曇っているけど鮮明。ちなみに2倍で撮影するとクロップしているのでiPhone側でも利用レンズを見ると、「メインカメラ」と表示される。気軽に撮れていい感じ。僕の持っているGalaxy S20+の2倍も同じことをやっているのだが高確率でピントが合わなくなるのでそこは3年の差というべきか。
最大ズーム15倍
夜は15倍でかなり頑張ってもこれ。ザラザラ感が目立つ。望遠はAndroidの方が強い。
XS,11シリーズユーザーは買い替えの検討を
今年は良い意味でも悪い意味でも変化が少ない。
XS,11ユーザーは3~4年使った人が多いのでそろそろ買い替えを検討の時期。12,13ユーザーは買い替え価値が値段と比較して薄い。
Proシリーズは最低で14万と勢いで買えるような値段ではなくなってきているのでキャリアのお返しプログラムも参考にしつつ検討をきちんとしてから購入しよう。
スマホは毎日使う物なのである程度の値段もかけることは必要。
ProからPro Maxに変えたことで僕は電子書籍を読む頻度が上がった。
スマホメインの人は画面の大きいPlusやPro Maxを購入するのも良いかもしれない。