2023/2/2のAM3時からGalaxy Unpackedがあり、Galaxy s23シリーズについての発表があったので簡単に感想を書く。
前作との細かい比較やs23の概要については公式ページや、大手メディアを参照してほしい。
僕が見た率直な感想は、マイナーチェンジ。SoCのgalaxy専用化がカギ。
閲覧ありがとうございます。
結果発表
2023/4/6に正式にGalaxy S23シリーズが国内発表された。結論いつも通りのdocomo,au版に加えて無印のGalaxy S23は楽天モバイルも発売。
docomoはGalaxy s23 ultraはオンラインショップ限定、且つファントムブラック限定で512GB版、auはGalaxy s23 ultraはオンラインショップ限定、且つファントムブラック限定で512GBと、1TBが発売される。3キャリアともに4/6予約開始、4/20発売予定。
価格は下記の通り。
Galaxy s23 | Galaxy s23 ultra | |
---|---|---|
docomo | ¥136,620 | ¥197,670(256GB)、¥236,500(512GB) |
au | ¥136,330 | ¥197,650(256GB)、¥225,120(512GB)、¥253,440(1TB) |
楽天モバイル | ¥147,700 | - |
今まで最安に拘ってきた楽天モバイルがここに来て一番価格が高くなったのは意外。最安は両機種ともにau。Galaxy s23 ultraの512GB版はdocomoとauで¥10,000程度価格差があるので注意。他は誤差レベル。どちらにせよ価格は高い。
ちなみに今作からはロゴが「Galaxy」からグローバル版と同じように「SAMSUNG」に変更。docomoロゴも相変わらず健在。
Galaxyでこの値段なら、今年のxparia1シリーズやaquos Rシリーズは20万を超えるか不安です。
カラーは下記の通り。
Galaxy s23 | Gaaxys23 ultra | |
---|---|---|
docomo | クリーム、ラベンダー、ファントムブラック | クリーム、グリーン ファントムブラック(512GBのみ) |
au | クリーム、ラベンダー、ファントムブラック | クリーム、グリーン ファントムブラック(512GB,1TBのみ) |
楽天モバイル | クリーム、ファントムブラック | - |
記載がないものは256GB。つまりS23は全て256GB、Ultraはファントムブラックのみ512GB or 1TB。カラー展開は思ったより多かった。良い傾向。
楽天モバイルのGalaxy s22はラベンダーがないので注意。ultraも取扱なし。
予約キャンペーン
4/6~4/19までの予約で、docomo,au,rakuten共通で
- Galaxy s23の予約特典は「Galaxy Buds2」と選べるBuds2のケース
docomo,auのGalaxy s23 ultraの予約特典は
- Galaxy s23 ultra 256GBの予約特典は「Galaxy Buds2」と選べるBuds2のケース
- Galaxy s23 ultra 512GBの予約特典はauはAmazonギフト券¥15,000分、docomoは¥20,000分
- Galaxy s23 ultra1TB auの予約特典はAmazonギフト券¥17,000分
上記のキャンペーンが始まっている。欲しい人は今のうちに予約してしまえばおまけがつくのでお得。ちなみにアマギフの差額¥5,000を差し引いてもdocomo版の方が¥5,000分高い。
Galaxy Buds2は2021年9月発売なのでもう1年半経過しています。
今年からはSoftbankのバンド8も利用可能に
相変わらずソフトバンクからは今年もGalaxyは発売されないが、今年から対応バンドに少なくともdocomo版の(SC-51D,SC-52D)はバンド8が対応したことから、Softbankの必須バンドであるバンド8にも対応した。つまりソフトバンクのsimでもGalaxyは問題なく利用できる。
au版のバンドはまだ公開されていないため判断できないが、少なくともdocomo版のGalaxyはSoftbankのsimでもほぼ問題なし。
Galaxy s22まではバンド8非対応のため、ソフトバンクの回線では周波数帯が最適ではありませんでした。
ちなみに他にもミドルレンジの「Galaxy A54」も発表された。「Galaxy A53」の後継版で、docomo,auから発売予定。
ポイント
- SoCが今作からGalaxy専用にカスタマイズ
- Galaxy S23、Galaxy S23+は輝度・バッテリー容量増加
- Galaxy S23 Ultraは広角200MP(2億画素)のカメラを搭載
ちなみに個人的な結論としては、Galaxy S20シリーズでもAndroid14は恐らくアップデートされないと思っているが、セキュリティアップデートはまだ対応されると思われるため、もう1年は戦えると思ってる。S10からなら買い替えの検討もあり。S20でもバッテリーの減りが気になっているなら変えてしまうのもあり。
s23シリーズは全体的にマイナーチェンジ
今回のGalaxy s23シリーズはs23、s23+、s23 Ultraともにマイナーチェンジ。デザインもカラーを除いて大幅に変更はされていない。
簡単に言うと、S23、S23+の大きな進化点はSoC、カメラ、輝度、バッテリー容量。
s23 ultraの大きな進化点は、SoC、カメラ。
Galaxy S23、Galaxy S23+の進化点
S23、S23+の主な進化点のみ抜き出した。
Galaxy S22 | Galaxy S23 | Galaxy S22+ | Galaxy S23+ | |
---|---|---|---|---|
SoC | SnapDragon 8 Gen 1 | SnapDragon 8 Gen 2 | SnapDragon 8 Gen 1 | SnapDragon 8 Gen 2 |
フロントカメラ | 10MP | 12MP | 10MP | 12MP |
バッテリー容量 | 3700mAh | 3900mAh | 4500mAh | 4700mAh |
画面ピーク輝度 | 1300nit | 1750nit | 1300nit | 1750nit |
端的に言うと、フロントカメラが10MPから12MPに強化、バッテリー容量が3700mAhから3900mAh、輝度が1300nitから1750nitに上がった。
去年はS22+が発売されなかったので、今年もS23+が発売されるかは非常に怪しい。
大画面のスマホが欲しい人はS23 Ultraを選ぶ必要があるかもしれない。
また画像で見る感じ、S23、S23+はS22シリーズより若干丸みを帯びている。もしかしたら持ちやすさに多少影響があるかもしれない。
S23無印、S23+の方が細かい進化点が大きいです。
S23 Ultraの進化点
S23 Ultraの進化点はSoCとカメラ。
前作のS22 Ultraとのカメラの比較は下記。
Galaxy S22 Ultra | Galaxy S23 Ultra | |
---|---|---|
超広角カメラ | 12MP | 12MP |
広角カメラ | 108MP | 200MP |
望遠カメラ | 10MP(光学3倍)、10MP(光学10倍) | 10MP(光学3倍)、10MP(光学10倍) |
フロントカメラ | 40MP | 12MP |
国内版では、Xiaomiの12T Proに引き続き200MP(2億画素)カメラを搭載してきた。解像度が上がるのは嬉しいけど、ソフトウェア処理とシナジーを生み出して拡大しても劣化が少ない解像度を出してくれることを期待。
実はよく見るとS23 Ultraのみ劣化した点が1個ある。それはインカメラが40MPから12MPになったこと。
つまり、フロントカメラ、超広角カメラ、光学3倍望遠カメラはS23、S23+、S23Ultraともに共通となった。
ちなみにS23 Ultraは引き続きSペンを搭載する。地味に嬉しいポイント。
Expert RAW
今作から「Expert RAW」と言うアプリを使って、RAWで撮影ができるようになった。
RAWフォーマットはiPhone 14Proシリーズでも搭載された機能で、未フォーマットで高解像度で撮影ができる機能。
ちなみに、下記の通りS20 Ultra以降のハイエンドシリーズなら前作でも利用できる。
Expert RAWアプリは、使用前に、別途Galaxy Storeからダウンロード可能な無料アプリです。S23シリーズ端末、S22シリーズ端末、S21 Ultra、S20 Ultra、Note20 Ultra、Z Fold4、Z Fold3、Z Fold2でサポートされています。
引用:Galaxy公式
国内版のカラーはどうなる?
カラーはS23、S23+、S23ultra共通でグリーン、ブラック、ラベンダー、クリームが設定。
今年のメインカラーはS23、S23 +はラベンダーとクリーム。S23 Ultraはグリーンがメインカラーっぽい。
今回はグローバルのでの発表なので、需要の高いiPhoneのように全カラー発売されるとは限らない。
4月以降に発売されるであろうdocomoとauの去年の売上を元にカラーチョイスをするのでそれ次第。
個人的にはS23、S23+はラベンダー、クリーム、ブラックの3色、S23 Ultraはグリーンとブラックを取り扱うのではないかと予想。ブラックは無難な色なのでチョイスされると思う。
去年のGalaxy Z Flip4のように、3色くらい展開されると嬉しいですね。
Galaxy専用SoCの期待
大きな進化としていつも通り今年も最新のSoC(CPU)を詰んでおり、今年はSnapDragon 8 Gen 2を詰んでいる。
前作が8Gen1なので、純粋に1世代進化した今年は大きな進化がある。
それはAndroidの中でもいち早くメーカー専用、つまりGalaxy専用の「SnapDragon 8 Gen2 Moble Platform for Galaxy」を搭載してきた。
Appleは「iPhoneにはiOSとAチップ」、「iPadにはiPad OSとMチップ」、「MacにはMacOSとMチップ」のように近年は専用チップと専用OSを搭載することで高いパフォーマンスと省電力性を両立している。それに対抗してきた形なんじゃないかと思う。
これによりどの程度パフォーマンスと省電力性の両立を実現できるかに期待。
一応、s23ultraには動画連続再生時間が26時間と記載があった。
Galaxy S22 Ultraの解像度が108MPなのに対して、Galaxy S23 Ultraの解像度は、Galaxyスマートフォン史上最高の200MPです。Galaxy S22 Ultraと同等の5000mAh(標準)のバッテリーを搭載していますが、処理能力の向上により、動画連続再生時間が最大26時間になるなど、バッテリーパフォーマンスが向上しました。
引用:Galaxy公式
ストリーミングなのかダウンロードの動画の時間なのか不明だが、どちらにせよiPhone14 Plus/iPhone 14 Pro Maxと同等のバッテリー持ちとなる。
バッテリー持ちはgalaxy最大の課題なのでこれがiphone並みに改善できればあとはマーケティング次第なところになっていくかもしれない。
動画連続再生時間26時間は、iPhone14 / iPhone14Proを超えています。
galaxy s10、galaxy s20からの乗り換え需要は?
僕も持っているGalaxy S20シリーズの発売から約3年程度経過することになる。また、Galaxy S20はahamo登場時に格安で販売されたことから持っている人もそこそこいる可能性が高い。
また、ahamo登場時から約2年の節目となり、途中から買った人も1年半以上くらいは経過した人も一定数いると思う。
街を歩くと、GalaxyS10を持っている人も結構見かける。
個人的な感覚ですが、S20よりS10を持っている人が割と見かける印象です。
買い替え需要がどこまで来るかは今後の課題で、近年の長期のOSサポートとセキュリティのサポートはトレンド化している。
iOSは元々5年近く最新OSへのサポートが続く中、OppoのReno 7 AやSONYのXPERIAのように短期間でOSサポートを打ち切ろうとするとユーザーは嫌悪感を示す傾向が強くなっているのは事実。
実際、スペック的にはGalaxy S20シリーズでもまだまだいけると言うのが正直なところ。
Galaxy S20から大きく進化しているところはカメラとバッテリー持ちの向上だと思う。
これに価値を見出せる人は今後買い替えを検討してみるのもあり。最もまだ国内版が発表されていないので、今後のdocomoとauの価格と相談次第にはなるが。
S10シリーズは5G非搭載と言うところと、発売から4年が経過すると言うことで最新のAndroidOSも配信されなくなった。繰り返しにはなるが価格と相談次第でS10シリーズからの乗り換えは十分に検討の余地あり。
まだまだ5Gは普及していませんが、大手キャリアのプランは5G所持が前提になっているため5G端末を持っておくことを推奨します!
ちなみに、S22発表時と価格は1ドルしか変わっていない。去年は記録的な円安もあり、Apple製品を筆頭に値上げ気味だったことからか、今年も高価格帯のスマホとして発売されるのではないかと予想。
特にS22 Ultraシリーズは去年は発売当初18万でキャリア販売されたので、今年も同じくらいに設定される可能性は十分にある。
変える予定がある人はタイミングをよく考えて購入する必要がありそう。
ドル円は去年と比較してだいぶ落ち着いてきましたが、今年も最上位のGalaxy S23 Ultraは高額になりそうです。
ちなみに、2023/4/6に公式からGalaxyの日本発表会が予定されている。ここでキャリアの取り扱いも発表されると思うが、楽天モバイルが取扱をするかどうかに注目したいところ。値段はキャリアで変わるため、まだ発表されないはず。続報に期待。