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中古でAQUOS R6を購入。素人向きではないカメラ。

2021年発売のAQUOS R6を買ってみた。前から気になっていた1インチセンサーカメラのスマホ。サブスマホのお供として購入。結論としてはカメラはピントを合わせるのが難しいので微妙。特夜景。僕みたいなカメラ素人には危険。そして細かい不具合も多い。

sabuと申します。閲覧ありがとうございます。

AQUOS R6はスナドラ888搭載の激安筆頭

AQUOS R6は2021年発売のハイエンドスマホで、かなり値下がりした。3年弱経過した現在、場所によっては30000台から購入できる。
競合のXperia 1iiiやGalaxyS21シリーズと比較すると格段に安い。ちなみに他で安いものはXiaomi 11T ProやGalaxy S21無印等。
スナドラ888は発熱問題こそあるものの、スペックはまだまだ高いのでブラウジングもゲームもガンガン使える。ちなみにSnapDragon8Gen1からは中古市場も高額になってくる。

AQUOS R6のスペックには満足

こんな古いスマホを今更解説することもないが、おさらい的に。

AQUOS R6
サイズ高さ162mm
幅74mm
厚さ9.5mm
重量約207g
画面サイズ6.6
リフレッシュレート120Hz
解像度2730×1260
Pro IGZO OLED
輝度2000nit
SoCSnapDragon 888
RAM12GB
ROM128GB
バッテリー5000mAh
カメラ20MP 1/1センサー
カラーブラック、ホワイト
認証顔認証、画面内指紋
スピーカーステレオ
その他イヤホンジャック
microSD
物理SiM

サイズは高さ162mm×幅74mm×厚さ9.5mmと今のスマホの平均サイズ。ミドルレンジもこのサイズ感は多い。カタログ上厚さがあるように見えるがそこまで厚みは感じないあたり、最大の厚みなのだろうか。

内部にはRAM12GBにSnapDragon888を備える。スペックだけなら最低後3年は使えるスペック。ただ し後述するようにサポートは短い。
重さは208g。そこそこ重いがサイズも大きいのでめちゃ重たいというほどでもない。
地味に輝度が高かったり、イヤホンジャックやmicroSDが使えるのは嬉しいところ。

ケース、フィルムなしで重さは208gで、ケースを付けると大体240g前後になる。

Antutuは流石に高性能

Antutuのスコアは88万と流石に3年前のSnapDragon888なら高スペック。個人的にスナドラ865と888はスコアが20万近く差が出るのだが、体感は大きく変わらない。巷で言われている通り5Gの境界でもある865以上なら2024年時点では通常利用ではサクサク動くと感じる。発熱時に計測しても80万は維持していたので余裕。

AQUOS R6のヌルヌル感は凄い

AQUOSR6の大きな武器となっているIGZOディスプレイと、リフレッシュレート120Hzは、黒画面を挟んだ擬似240hzの影響もありヌルヌル感は一歩上。面白いほど滑らかでヌルヌルし過ぎとも若干思うくらい。個人的に良く言われる指に吸い付く感じが若干足りないと感じた。ちなみにアプリごとに設定ができるのも便利。まあ大体ONで良いと思いますが。不具合があれば特定のアプリではOFFにしておく感じで。

AQUOS R6の存在意義のないエッジディスプレイ

AQUOSR6はなぜかエッジディスプレイを備える。エッジはかなりきついで2021年発売なのに2018~2019年くらいのGalaxy製品にありがちだった感じのエッジに見えて正直一昔前の製品に見える。またエッジがキツすぎて文字は歪んで見える。エッジ部分が反応しなかったり誤作動することもしばしば。Galaxyのようなエッジを利用したエッジパネルの機能がある訳でもないのにエッジディスプレイを採用したのは謎としか言いようがない。

画面内指紋認証が爆速

画面内指紋認証は噂通り爆速。且つ範囲が広いので超快適。指紋認証が失敗することは殆どなく、物理指紋認証と同じレベル。エッジディスプレイなのでガラスフィルムを貼ってしまうと使えなくなる確率が跳ね上がるのは非常に残念 。やはりエッジディスプレイが全てを台無しにしている。ついでに顔認証は普通で、最近のミドルクラスAQUOSにも対応しているマスク顔認証には対応していないのが残念。

独自機能のあるAQUOSトリックとエモパー

AQUOS独自の機能として「AQUOSトリック」と言われる便利機能を詰め込んだものとエモパーと呼ばれる独自機能がある。

Payトリガー

指紋認証長押しで任意のアプリを起動できる機能。アプリだけでなくフォルダにすることもできる。電源ボタンにもカスタム可能。

スクロールオート

二本指でなぞると自動でスクロールしてくれる機能。スピードも変更できるので便利そう。ちなみにエッジ部分の誤操作で起動することが多い。

テザリングオート

特定の場所に到着したらテザリングを自動で起動する機能。僕は固定回線が家にあるので使わないが、楽天モバイルを固定回線にしてる人とか使えば便利そうと感じた。

インテリジェントチャージ

充電を90%で抑えて、それ以降は給電にするモード。インテリジェントチャージにしたのに90%超えて充電されていたり僕の端末は正直動作不安定。

エモパー

電源オフ時などに地域のイベント情報やニュースを読み上げるアシスタントみたいな機能。家電をSHARP製品で固めれば声で操作とかもできるみたい。訪問履歴や歩数も記録されていたり、GPSをフル活用している。変なタイミングで声で話しかけてきたりするので基本オフ推奨。
エモパーはONにしていると、顔認証される?らしく認証するとホーム画面に勝手に移行している時があったりと動作が不安定気味。

まだClip Now等のAQUOS独自機能があるが、他のAndroidにも搭載されている機能も多いので割愛。

尖り過ぎな1インチセンサーカメラ

目玉がこのLeica監修の1インチセンサーのカメラ。望遠は完全に捨てて超広角の1つのカメラのみ。厳密は深度測位のToFカメラもある。カメラアプリを開くと1.0倍がデフォルトになっているがこれはデジタルズームされている。無劣化で撮影するなら0.7倍。

超広角

AQUOS R6の超広角カメラで撮影した横浜の風景

超広角は劣化無しで撮影できる。ちなみに画角はやや狭くて0.7倍表示。この日は天気が曇っていたからか、肉眼よりやや暗く写ってしまったのが気になる。

しっかり構えてピントを合わせるとかなりボケて本格的な撮影もできたりする。

広角

広角になると厳密にはデジタルズームが入る。

少し明るく撮影できた気がする。広角も画質にはほとんど差がない。

こちらはGalaxy s20+で撮影。Galaxyの方が明るい。肉眼はAQUOSとGalaxyの中間くらい。文字はGalaxyの方が読みやすい。

夜景

夜景はあまり得意じゃなさそう。まずピントが合わない時が非常に多い。明暗差のある写真は苦手。白飛びも割と強め。

しっかり構えても空に文字が反射してしまったりと夜は厳しい。

Androidは13で打ち切り

Androidは13で打ち切りで、現行のAndroid14には対応しない。初期搭載がAndroid11なので、12,13とアプデは2世代のみ。次世代のAQUOSR7も2回しか現状予定されていなく、現行のAQUOS R8ですら3回までのサポートなので他メーカーと比較すると短い。セキュリティアップデートは別で対応するはずだが新機能が使えなかったりするのでスペックを持て余している。

スペックはまだまだ現役なので最低3回程度はサポートして欲しいですね。

その他感想

細かい不具合は多い。

UIがピュアAndroidに近い

コントロールセンターはピュアAndroidに近く、カスタマイズがされていない。Galaxyのような痒いところに手の届くようなカスタマイズはされていないので個人的にはやや使いにくい。

発熱はそれなり

発熱はそれなりにする印象。ゲーム時は発熱を明確に意識する。しかし今は冬なので熱暴走したりはない。発熱で有名なSnapDragon888だが、意外と調整されているかも。、、、と思ったのだが、何もしていないでポケットに入れていただけで発熱していることが1度あった。よく分からないタイミングで発熱したり謎。ポケットに入れていた時に発熱した温度は下記の通り。

普通に触っている程度だと33〜35度くらい。52度は明らかに上がっていて焦った。
ちなみに原神起動時は画質中、フレームレート60でカクツキが発生し、発熱も50度後半まで上がった。ゲームの動作自体は余裕はあるんだが、カクツキが発生したりするのであまり快適じゃないというのが正直なところ。動作するスペックはあるんだけど・・・。

バッテリー持ちはあまり良くなさそう

中古なので何とも言えないのだが、バッテリー持ちはあまり良くないイメージ。5000mAhとそこそこ大容量だが背面バキバキになって使い倒しまくっているGalaxy S20+(9時間21分、4500mAh)より1時間以上短かった。

ワイヤレス充電非搭載

ハイエンドなのにワイヤレス充電非搭載は痛い。つまりtype-c端子が壊れると終わる。前作のAQUOS R5Gではついていたのだがコストの面だったのか省略されている。リバース充電ももちろん非対応。次作のAQUOS R7では再び対応した。

音ゲーの無反応が酷い

グルミクという音ゲーを試しにやってみたのだが、結論一番高難度のEXPARTはできないと思ったほうが良い。タッチ切れが頻発してまともにできなそうだった。何回か検証してみたが、ひとつ下のHARDの難易度までなら無反応は一切起きないが、一番高難度のものから音の数が多くなるからかタッチの動作が不安定になっているように見える。ちなみに他の音ゲーでは特にそのようなことは起きなかった。

その他細かい不満

細かい不具合はあるものの、致命的な不具合は今のところ使っていてない。

  • パスワード入力時の「→」省略ができない
  • パスワード入力時のみ、入力が2テンポくらい遅延する
  • デュアルアプリはデフォルトでは不可
  • 独自機能をほぼ使わない
  • 独自の写真管理アプリがない
  • ガラスフィルムと指紋認証の両立は実質不可能に近い
  • アプリ切替時、ホーム画面に戻る余白が少ない
  • ワイヤレス充電非対応
  • 画面を見ている間、明るさ維持が誤作動する

AQUOSトリックはPayトリガーは使えるかも。決まった場所で自動でオンになるオートテザリングは使い方によっては便利かもしれない。
ちなみにハイエンドにしては珍しくイヤホンジャック、microSDスロット搭載。イヤホンジャックは特に珍しい。

とにかくエッジディスプレイが全てを台無しにしており、AQUOSトリックのスクロールオートを誤作動させたりメリットを相殺している。また目玉のカメラも噂通り全体的に微妙。スナドラ888では中古で最も安い部類なのでwebブラウジング用などに持つならいいかも。最近のスマホは高いし。

定価ならしんどい

全体的に見て定価の10万超えならきついスマホ。ただし、AQUOS R8シリーズはあまり悪い評判を聞かない。その分物価高騰で20万近くまで値上げされているので、AQUOS Rシリーズも他のハイエンドと同じく敷居の高いスマホになってしまっている。
重いゲームも発熱がかなり酷くなるので中古で買うにしてもよく考えてから買うべき、と思ってしまった。

  • この記事を書いた人

sabu

神奈川在住30代独身。節約とスマホを趣味とする人。

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